作曲者 八橋検校
曲名 扇の曲 −箏組歌
曲名カナ オウギノキョク −ソウクミウタ
作曲年
楽器構成 歌,箏
楽曲編成 扇は桜の三重がさね 霞める月を絵に書きて 水に映ろふ心延へ ゆゑ懐しきありさま たそがれ時の紛れに ほのぼの見えて咲けるは 小家がちなる軒の端に 余りてかかる夕顔 武蔵野も更科も 須磨や明石の面影を うつしてここに見る月の 眺めはいつも広沢 夢にばかり夜な夜な 思ふ人を陸奥の 勿来の関を誰か据ゑて 現に言も通はじ 恋ひ恋ひて恋ひ恋ひて 恋しき人を待乳山待つらんものを行て見ん 行ていざや逢ひ見む 明かしねたる霜夜の 床の淋しき嵐の 音はそよそよさらさらと 降るは霰の玉笹
演奏時間 11分50秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1980/09/25
演奏者 歌・箏 二世高橋栄清
備考 八橋検校作曲の箏組歌の奥組三曲の二。平調子。「扇子の曲」とも表記する。 曲名は第一歌の冒頭に拠るが、全体で、春・夏・秋・恋・恋・冬という構成とも考えられる。
作曲者カナ ヤツハシケンギョウ
曲名コード 04-a2
サウンド
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