作曲者 八橋検校
曲名 雲井の曲 −箏組歌
曲名カナ クモイノキョク −ソウクミウタ
作曲年
楽器構成 歌,箏
楽曲編成 人目忍ぶの仲なれば 思ひは胸に陸奥の 千賀の塩竈名のみにて 隔てて身をぞ焦がるる 忘るるや忘らるる 我が身の上は思はれで 徒名立つ憂き人の 末の世いかがあるべき たまさかに逢ふとても なほ濡れ増さる袂かな 明日の別れも予てより 思ふ涙の先立ちて 雨のうちのつれづれ 昔を思ふ折から あはれを添へて草の扉を 叩くや松の小夜風 身は浮き舟の楫緒絶え 寄る辺もさらに荒磯の 岩打つ波の音につれて 千々に砕くる心かな 雲井に響く鳴神も 落つれば落つる世の慣らひ  さりとては我が恋の などかは叶はざるべき
演奏時間 12分38秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1971/07/19
演奏者 歌・箏 中能島欣一
備考 八橋検校作曲の箏組歌の奥組三曲の三。本雲井調子。八橋十三組中、この曲のみ全歌、筑紫箏とも、またその他の寺院雅楽歌詞類ともまったく無関係であり八橋箏曲における完全なオリジナルである。
作曲者カナ ヤツハシケンギョウ
曲名コード 04-b1
サウンド
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