作曲者 |
国山匂当 |
曲名 |
玉川 |
曲名カナ |
タマガワ |
作曲年 |
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楽器構成 |
歌、三弦、尺八 |
楽曲編成 |
山城の、井手や見ましと駒止めて、なほ水かはん山吹の花の、露そふ春も暮れ。夏来にけらし見渡せば、波の柵かけてけり。 卯の花さける津の国の、里に月日を送るまに、いつしか秋に近江なる、野路には人の明日もこん、今を盛りの萩越えて、色なる浪にやどりにし。月のみ空の冬ふかみ、雪気もよほす夕ざれば、汐風越して陸奥の、野田に千鳥の、声淋し、ゆかし。 名だたる武蔵野に晒す、さらす手づくりさらさらと。 昔の人の恋しきに、今はたそひて紀の国の、その流れをば忘れても、汲みやしつらん旅人の、高野の奥の水までも、名に流れたる、六つの玉川。
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演奏時間 |
16分47秒 |
楽譜 |
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音源 |
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委嘱 |
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演奏日 |
1982/03/15 |
演奏者 |
歌・三弦(本手) 藤井久仁江、三弦(替手) 井上道子、尺八 山口五郎 |
備考 |
穂積頼母作詞の手事物。詞章は六玉川の和歌を春夏秋冬の順に並べたもの。手事には晒が描写されている。 |
作曲者カナ |
クニヤマコウトウ |
曲名コード |
21-b2 |
サウンド |
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イメージ |
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