作曲者 深草検校
曲名
曲名カナ サラシ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦
楽曲編成 槇の島には、晒す麻布。賊が仕業は、宇治川の、浪か雪かと白妙に、いざ立ちいでて布晒す。 鵲の渡せる橋の霜よりも、晒せる布に白味あり候。のうのう山が見え候。朝日山に、霞たな引く景色は、  たとへ駿河の富士も物かは、富士も物かは。 小島が崎に寄る波に、寄る波に、月の光を映さばや、  映さばや。見わたせば、見わたせば、伏見、竹田に淀、鳥羽もいづれ劣らぬ名所かな。 立つ波は、たつ波は、瀬々の網代に遮へられて、流るる水を堰き止めよ、流るる水を堰き止めよ。 所がらとてな、所がらとてな。 布を手ごとに、槇の里人打ち連れて、戻らうやれ、賊が家へ。
演奏時間 13分56秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1971/07/22
演奏者 歌 中能島慶子、箏 中能島欣一・吉田純三、三弦 品川正三
備考 北沢匂当作詞、小名木検校編曲。宇治川の布ざらしを表現。この曲の「さらし」の音型が後の三味線音楽に、布さらしの表現規範となり取り入れられている。
作曲者カナ フカクサケンギョウ
曲名コード 22-a2
サウンド
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