作曲者 菊崎検校
曲名 西行桜
曲名カナ サイギョウザクラ
作曲年
楽器構成 歌、三弦、箏
楽曲編成 九重に、咲けども花の八重桜、いく代の春を重ぬらん。しかるに、花の名高きは、まづ初花を急ぐなる、近衛殿の糸桜。見渡せば柳桜をこきまぜて、都は春の錦燦爛(さんらん)たり。千本の桜を植え置き、その色を所の名に見する、千本の花盛り、雲路の雪や残るらん。毘沙門堂の花盛り、四天王の栄華も、これにはいかに勝るべき。 上なる黒谷、下河原、昔遍昭僧正の、浮世を厭ひし華頂山。  鷲の御山の花の色、枯れにし鶴の林まで、思ひ知られて哀れなり。清水寺の地主の花、松吹く風の音羽山。ここはまた嵐山、戸無瀬に落つる滝つ波までも、花は大堰川、井堰に雪やかかるらん。
演奏時間 16分6秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 昭和55年6月発売
演奏者 歌 宮城数江、三弦 宮城喜代子、箏 小橋幹子
備考 八重崎検校箏手付。詞章は能「西行桜」から取ったもの。京都の桜の名所を詠み込んだもので、派手な手事物の代表曲の一つ。
作曲者カナ キクサキケンギョウ
曲名コード 25-b1
サウンド
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