作曲者	松浦検校
曲名	四季の眺
曲名カナ	シキノナガメ
作曲年
楽器構成	歌、箏、三弦
楽曲編成	梅の匂ひに、柳も靡く春風に、桃の弥生の花見てもどる、ゆらりゆらりと夕霞、春の野がけに芹蓬。摘みかけたる面白さ。 里の卯の花、田の面の早苗、色見えて、茂る若葉の蔭訪ひゆけば、まだきに。初音の山ほととぎす、一声に。花の名残りも忘られて、家づとに語らばや。草葉色づき、野菊も咲きて、秋深み、野辺の朝風露身にしみて、ちらりちらりと村時雨、よしや濡るとも紅葉葉の、染めかけたる面白さ。野辺の通ひ路人目も草も冬枯れて、落葉しぐるる木枯しの風、峰の炭竃煙りも淋し、降る雪に、野路も山路も白妙の、見渡したる面白さ。
演奏時間	１２分５秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日	1933/01/15
演奏者	歌・箏　今井慶松、歌・三弦　富崎春昇
備考	殿村茂済作詞、八重崎検校箏手付。いわゆる「松浦四つ物」の一つ。春夏秋冬の四季の風物を歌ったもの。
作曲者カナ	マツウラケンギョウ
曲名コード	27-a1
サウンド
イメージ