作曲者
菊岡検校
曲名
里の春
曲名カナ
サトノハル
作曲年
楽器構成
歌、三弦、箏
楽曲編成
吉野さぞ、くるはたりの菜種さへ、雲井につづく花の色、もれて浮名が立つとても、よしや厭はじ身一つに、情を盡す月桜、心残して行く雁の、暮の睦言いざさらば。閉さぬ御代のうるほひに、いとしっぽりと降る雨は、春の浮草うきふしに、嘘も誠も偽りも、ひとつによどむ渕の水、思ひの空のもや晴れて、ところまだらと明くる夜に、いとど澄みける鐘の音は、いくたのもしき里の春。
演奏時間
15分8秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日
1979/06/04
演奏者
歌 阿部桂子、三弦 藤井久仁江、箏 三浦陽子
備考
野々口某作詞。「里」すなわち廓の春景色に寄せて遊女の心情を歌ったもの。
作曲者カナ
キクオカケンギョウ
曲名コード
33-a2
サウンド
イメージ