作曲者 山田検校
曲名 千里の梅の曲
曲名カナ チサトノウメノキョク
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦
楽曲編成 とことはに、吹かせてしがな家の風、世をへてあふぐ文の道、ひろき恵を思ふ。 その心づくしや千里まで、にほひおこせし梅の花、 心をそむる一枝を、ただそのままの手向けにて、天満神のまにまにと、ゆくての袖のかをるまで、思ひを運ぶおもひ川、水のそこひもふかみどり、むすぶ手に吹く春風はけふ更衣の神わざに、夜の鼓の澄みのぼる、真如の月もところがら、和光のかげにかたしきの、花の枕に夢むすぶ、えにしは知らぬ道芝の、露と乱れんかるかやの、関もる人も心せよ、神もなさけは深き夜の、闇にもしるき梅が香、そもこの花は、万木にさきがけしてかばかりの、形色香の花なれば、おのづから御神も、めでさせ給ひ花もまた、心ありけり飛びかよひ、主忘れぬいさをしを、知る人ぞ知る言の葉の、しげき林にとりそへて、君が千とせを守るなる、君が千とせをまもるなる、梅のにほひや天にみつらん。
演奏時間 16分35秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 昭和41年5月発売
演奏者 歌 二世高橋栄清、箏 福智万寿栄、三弦 中沢君栄
備考 作詞者不詳。山田検校作曲の中七曲の一。菅原道真の飛梅伝説を題材としたもので、全編、道真にゆかりの古歌・故事をつづっている。
作曲者カナ ヤマダケンギョウ
曲名コード 50-b1
サウンド
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