作曲者 山田検校
曲名 千箱の玉章
曲名カナ チハコノタマズサ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦
楽曲編成 常盤なる、松を浸せる千歳河、月も夕べの品評め、桂男の俤ゆかし、見そめてそめて染めかかる、  竜田姫とは浮気ばかりのいろかへ、つゆのまもわすられむぼのなかなかは、いにし驪山の春の園、ともにながめし花の色、そのことの葉もいもせどり、めをとのえだといひかはしまの、水ももらさぬ誓詞のかずを、筆にちかひし墨色の、濃いなか浮名の種を巻紙に、ぐちのありたけふみ枕、文がやりたや室の津の君へ、君がなげぶし投文なげてくどき文、夜毎に通ふ神かけて、ほんにとりなり、よいふうじぶみ、一寸こなたへかりの文、祈りまゐらせそろかしく、文も見ずとは橋立のみちよ、道の切どできれ文いやよ、誓文、いよし御見とかいたるは、ほだしの種か縁結びぶみ、紅葉わけつつ鹿のふみ、  思ひまゐらせそろかしく、止めて嬉しきやまともじ、返すがへすもめでたけれ、君は千代ませ八千代ませ、なほいろますや万歳楽、千箱の玉章たてまつる、これぞ久しき貢かな。
演奏時間 10分26秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1986/09/29
演奏者 歌 二世藤井千代賀他、箏 二世岸辺美千賀他、三弦 岸辺百代
備考 作詞者不詳。山田検校作曲の中歌曲。文尽くしを主題としたもの。
作曲者カナ ヤマダケンギョウ
曲名コード 50-b2
サウンド
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