作曲者 中能島検校
曲名 松風
曲名カナ マツカゼ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦、尺八
楽曲編成 久方の月の桂のかげ高く、風吹きおくり真砂路を、磨きなしたる光をば、昼かとばかり見渡せば、花も紅葉もなかりけり、浦のとまやに秋ふけて、うちも寝られず海人は、しほ馴れ衣袖さむみ、砧の音も恨みなり、十布の菅ごも三布に寝し、昔しのべばわりつめの、わりなき中もなかなかに、何うらずりの恨みごと、袖はなみだのなみがへし、かへるたもとを引きれんに、秋の夜長し長かれと、なごりは尽ぬつくし琴、うみとよぶなにゆかりある。 いそべの松を吹く風も、おのづからなるしらべには、雲井の雁も琴柱して、落つるまにまに声そへて、心をすますなみの音、秋風楽やこれならむ、おもしろや、松風のしらべそへたるたま琴は、千代のためしに引く絃の、ながき代かけてつきせじと、八百万代もみかさ山、君が恵みやあふぐらむ
演奏時間 18分4秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 昭和44年9月
演奏者 歌 中能島慶子、箏 中能島欣一・市村綾能、三弦 品川正三、尺八 納富寿童
備考 作詞者不詳、三代山木検校合作。奥歌曲。箏に寄せて故人を追想が主題。箏の手法づくしや、楽器部分名称や付属品名称なども読み込まれている。
作曲者カナ ナカノシマケンギョウ
曲名コード 54-a1
サウンド
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