作曲者 三代山勢松韻
曲名 花の雲
曲名カナ ハナノクモ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦、胡弓
楽曲編成 立ちそむる霞の衣春しるき、許しの色のゆかりある、名さへなつかしあやめがた、その琴の緒のとをあまり、三とせの昔偲ばるる、おもひ出づればきさらぎや、望の夜待たでおぼろげに、入りにし月の顔ばせを、おぼつかなくも今もなほ、ながめやらるる大空は、恋しき人の形見かは、残んの雪の故郷の、越路に帰る雁がねも、花の雲間にかげ見えて、処女ども、をとめさびすもから玉を袂にまきて、処女さびすも、袖打ちかへし、うちかへし、舞ひ遊びしはかしこくも、音に聞えし滝の宮、それは吉野のやまと琴、これは筑紫のことふりし、千代のかみつ代、豊国や、とよさかのぼる朝日子の、彦の山辺にひき初めて、幾代栄えむ松が枝に、かよふ常盤の家の風、尽きぬしらべぞたのしかりける
演奏時間 14分25秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1976/01/28
演奏者 歌・箏 初世高橋栄清、三弦 斎藤和歌栄、箏 二世高橋栄清、尺八 関和童
備考 工藤春江作詞。二代山勢検校の十三回忌追善曲として作曲された。前半は追善の意を表し、後半は「万葉集」を引用し五節の舞を歌っている。
作曲者カナ サンダイヤマセショウイン
曲名コード 55-b2
サウンド
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