おしらせ | 2024年12月10日
2024年12月10日(火)、茨城大学水戸キャンパスの講堂にて、「日本音楽の魅力発信プロジェクト」の雅楽チーム11名による「雅楽体験ワークショップ」が開かれました。茨城大学グローバルエンゲージメントセンターの留学生向けの授業「日本体験学習」(担当教員:池田庸子・瀬尾悠希子)の一環として行われたものですが、授業履修者だけでなく、広く日本人学生や教員の方にも公開され、135人の学生・教職員の参加を得ました。
全体は3部構成からなり、第1部は英語による雅楽の歴史の説明と楽器紹介、第2部は実際に留学生の方たちを中心に、雅楽の楽器を手にしての楽器体験をしていただきました。音を出すだけでも難しいもの、演奏に作法が伴うものなど、ひとつひとつ目を輝かせて取り組んでくださいました。
第3部では、「平調音取(ひょうじょうのねとり)」「越天楽(えてんらく)」、「朗詠『嘉辰(かしん)』」、「陪臚(ばいろ)」の4曲の演奏を鑑賞していただきました。単に聴くだけではなく、雅楽について歴史を学び楽器体験をしたうえで、古典的な雅楽の作品の鑑賞をすることができ、留学生はじめ参加者の皆様から、好評をいただきました。
また、海外への日本の音楽文化の発信者として活躍が期待される11人の演奏家にとっても、たいへん良い経験となりました。素晴らしい機会を与えてくださった茨城大学の皆様に心から感謝申し上げます。